温
温玉さん (8eq7mba9)2022/7/28 10:53 (No.29777)削除鷲尾啓太がなぜA37班副班長になったかそこまでの活動の記録である。
2話目『影の狙撃手』
俺は、1年の頃クラスで浮いていた…混血種であることもあったが、何よりそれで気に食わないとかかってきたクラスの純血の魔族、人間のいじめっ子たちを返り討ちにしてしまったからだ。
「そろそろ部活を決める時期か…帰宅部でもいいけど、、」
クラスに居場所の無い俺は、部活動に求めることにした…運動は得意だけど目立つし、中学の時目立ったしなぁ。混血だからって生意気だとかそんな理由でレギュラーも外された…中学の時はこれでもサッカーをやっていた。この目のおかげで周りも見えるし、司令塔としてはレベル高かったんだけどねぇ…実はもうひとつ気になってる部活がある…
「ここか…」
そう!料理研究部。俺は昔から甘いお菓子とか好きなんだ。たまにお菓子を作る趣味もある。そしたらここかな…実は混血種というのは俺以外にもこの学校には何人も存在する。混血を歓迎する学校はここくらいだしな。つまり言いたいことはなにか少なからずいるということだそしてここの部活にも少しだがいるという話を聞いた。
「よろしくお願いします。」
実はここでは少し馴染めている。ここの部の方針は、「料理好きには悪いやつはいないそこに種族は会ったものでは無い」という長年の方針である。そしてまぁ、料理に集中する人が多く本当に料理が好きなやつが多いから種族差別とかあまり興味無いのだ。結局3年までここにいるだろうそしてここの部で卒業する。
『これより生徒は実技授業の一環で魔物討伐に行ってもらう。班分けは既にすんでいるそれぞれ担当まで向かうように』
と、クラスの担当の先生から話される。1年の最初の方だったか夏にかかる頃の話だ。俺はA37班の班員である。どうせここでも混血だからと省かれるのさ…俺は静かに班に入り、メンバーとして働く。
「…砲撃に集中する…」
ほかの1年のメンバーは初の魔物討伐だ。慌てるし、まともに動けるやつも少ない。知識と実技は違うのさ。俺の仕事は簡単だ。見つからないで撃ち抜くだけ、慌てて倒せなくて襲われそうなほかの1年のメンバーがもうダメだと思う瞬間。魔物の頭を撃ち抜く弾丸。そう、俺の仕事は…狙撃手だ。どこから来たか分からない弾丸。大抵ほかのメンバーは運良く助かった。誰かやってくれたの感覚だ俺だということは知らないのさ…純血の連中は俺をいじめるから好きじゃないが危ないヤツは見過ごせないのさ、それが俺の悪いとこだ…純血が嫌いってわけじゃないんだそれでも、、俺の母純血の人間で、俺の父は純血の魔族だからね…
『お前すごいなぁ、もしかして特待生とか?』
先輩の、班員が俺に声をかけた。味方にもバレないように隠れて移動しながら狙撃していたのに…どうやって…俺だとわかったのか…
「一応、そうですね。鵲って立場やらせてもらってます。」
その人は、当時の班の班長的な人だったらしい。一応特待生だったとか…その人も混血種だった。
『さては、あれだな?お前混血だろ。俺もだよ。嫌われてるから1人で行動してたな?班員の様子を見るのも班長の勤めだろうが』
その明るさ、そのリーダー感から俺と逆の人だった。前線を張ってみんなを引っ張る混血であるのにこの人なぜ辛いこともあっただろうに元気でいるのだろうかと、俺は考えた
『ちなみに、ここA37班はお前以外にも混血がいたことも今だって何人かいる。気にするなよ。ここでならお前も活躍できるさ』
そう、この瞬間俺は…混血であっても救われて居場所を見つけたのさ…